ワインの製造年で価格が違う理由

 

ワインの原料が葡萄である事は皆さんご存知の通りかと思います。
ワインの味わいや出来を左右する葡萄ですが、工業製品ではないため工場で同じ品質の商品を大量生産するのとはわけが違い、毎年毎年、収穫される葡萄の品質にばらつきがあります。

これはお米なども同じ。
同じ田んぼから収穫されるお米でもその年の気温や降水量、害虫の発生状況、管理者の管理状況などにより毎年品質には差があります。
ワインも葡萄の出来が良い年はビンテージ物となり高値で取引されているのです。

古いワインには熟成が生まれる

 
画像引用元:https://www.lifestyle-club.jp/magazine/yoichi-winery-beautiful-vineyard/

ワインは樽から瓶に移しても熟成が進む飲み物と言われています。
ですが、だからと言って、安物のワインを自宅の冷蔵庫に入れておけばOKとはなりません。
ワインを熟成するための温度は13~15℃が適温。
だから5℃前後の冷蔵庫では熟成が進むはずはありません。

また冷蔵庫の場合、他の食品の匂いが移ってしまうリスクもあり、とてもお勧め出来ません。
やはり専用のワインセラーを使い熟成させなければならないのです。
また、ワインであれば何でも熟成するかと言えばそうでもありません。

長期間熟成させる事で、まろやかな香りや豊かな質感へとだんだん変化していく「長期熟成向きワイン」と、早く飲んだ方が美味しい「早飲みワイン」。

またその中間として数年程度熟成させた方が美味しく飲めるワインなどいくつか種類があります。
早く飲んだ方が美味しく飲めるワインを10年。
20年熟成させたとしても「不味い」「カビ臭い」と不評を買う可能性があります。

赤ワイン・白ワインの熟成の目安

 

長期熟成型のワインを手に入れたら、冷蔵庫や押し入れに置いていてもきちんと熟成しません。
専用のワインセラーを購入して、温度や湿度をしっかり管理した上で熟成させる必要があります。
プロでもなかなか難しいのがワインの熟成です。
ワインは工業製品ではなく農産物。
だからボトル1本1本の品質により熟成具合も違ってきます。

ボジョレーヌーボーやテーブルワインなど安価で売られている早飲みワインは、出来るだけ早めに飲むのが基本。
熟成タイプのワインは価格が高く、ボトルの底が上げ底でコルクの長さも長い傾向にあります。
熟成タイプの赤ワインは熟成期間5~50年かけてだんだん飲み頃になっていきます。

どれくらいの年数を掛ければ飲み頃になるかどうかは、ワインの産地や年代により変わってきます。
白ワインは一般的に長期間の熟成には向いていません。
一部のワイン(貴腐ワインなど)は長期間熟成が向いている物もあります。
分からない時はワインを購入したお店で聞いてみると良いでしょう。